U-17日本代表No.2としてギリシャ戦・ドイツ戦で大活躍し、その実力を見せつけた種ヶ島修二さん。
しかし、彼の活躍が見られるのは試合だけではありません。
種ヶ島さんは指導者としても水面下で活躍しています。
お頭が日本代表のトップとしてチームを背中で引っ張っているのに対して、種ヶ島さんは天性のコミュニケーション能力を活かしてチームの仲を取り持ったり、悩める後輩へアドバイスをしたり、保護者をしたりしています。
お頭と種ヶ島さんって組織のNo.1No.2として相性いいですよね。
お頭が多くは語らないタイプなので種ヶ島さんがそこを補っているというか、、、。
種ヶ島さんがお頭と同じように多くは語らないタイプだったら、あの個性が爆発しているG10メンツはもっとまとまりがなかったのでは、、、?と思います。
種ヶ島さんに面倒を見てもらった後輩達は彼を尊敬すること間違いなしです!
種ヶ島修二軍団できてますよもう。
種ヶ島修二軍団
私が考える種ヶ島修二軍団のメンツはこちら
・白石蔵ノ介
・切原赤也
(↓吸収されそう↓)
・君島育斗
・遠野篤京
上記のほかに真田弦一郎も種ヶ島さん的にいじりがいがあってお気に入り感あるし試合もしているんですが、今のところ直接指導とかをして面倒を見たわけではないので微妙なところです。
でもこれから種ヶ島修二傘下になる可能性は大いにあるので楽しみにしています。
白石蔵ノ介
種ヶ島さんが一番目をかけている後輩。
・ギリシャ戦
・フランス戦
・スペイン戦出場選手決定戦
U-17W杯で最初から最後まで面倒をみてあげています。
ギリシャ戦では同じチーム松として出場し、S3にて白石が対戦相手のギリシャ主将ゼウスのオーラに圧倒されているのを見かねて自分が先に試合をしたかったかのように見せかけて、出場順を変更しました。
そこでしっかりと勝利を収め、白石に「型にはまんなよ」とアドバイスをするかっこよさ。
私が白石だったらここで種ヶ島修二厨になっています。
そしてフランス戦でも白石へのサポートをしています。
試合前日の夜にひとりで練習していた白石のもとに遠野くんとともに訪れ、少しのヒントを与えます。
彼は正解を教えてあげるのではなく、あくまで自分で考えさせるスタイル。
しかし、無責任にそうするのではなく、自分自身で考えさせて答えにたどり着けるような環境も用意する高校生とは思えないほどの指導力の高さ。
”新スパイの大作戦”によってフランス戦オーダーを知っていた種ヶ島さんは、白石のダブルスペアであるキミ様こと君島育斗に交渉しに行きます。
「ノスケが自分のテニスを見つけるまでの間、時間稼ぎをしてくれ」と。
かっこいいですね。
さらにさらに白石へのサポートはここで終わらず、スペイン戦出場選手決定戦の際にも面倒を見ています。
今までと違い自分達の好きなように出場できることから、白石をダブルスペアに誘っています。
「ノスケ…俺とダブルス組もか?」
白石は四天宝寺の部長としてやり残した事、金ちゃんのことを考えていました。
ここでも自分のことより後輩のことを考えている白石を見かねて誘ったのかななんて思いました。
そして、仕上げに自分とダブルスで共闘させてさらに実力を伸ばしてあげるスタイル。
現時点(2022/05/22)ではまだ試合中なので決勝に出場するかどうかはわかりませんが、種ヶ島&白石のダブルスが見られたのでそれだけで嬉しいです。
種ヶ島さんがここまで白石に目をかけている理由をいろいろ考えてみたんですが、
白石の今の姿が過去の自分と重なるからだといいなと思いました。
種ヶ島さんは天賦の才を持つ男とされていますが、已滅無はすぐにできたわけじゃないと思います。
已滅無ができる前は白石と同じようにバランス型で総合力は高いけど何かに特化しているわけではなくて、強いけどあまり目立たないタイプだった。だから2年前は代表メンバーじゃないしお頭にも認識されていなかった。
メンバーに選ばれるためには何か自分だけの能力を身に付けないといけない、ってことで身体能力を活かして完成させたのが已滅無なんじゃないかなと。
已滅無があれば大抵の相手には勝てるけど、実力が同等以上の相手には負けはしないけど勝てもしないから、勝てるテニスのためにさらに強い技を特訓しているのが今って感じだと思いました。
白石も過去の自分と同じように実力はあるのに特化するものが無くて、悩んで行き詰まっているのを見て放っておけなかったのかも。
だから予選から決勝までずっと面倒を見てるんじゃないかな。
しかも白石って今まで部長として部を背負ってきて人に頼るのが苦手そうっていうのを見抜いた上でのサポートなんだと思います。
切原赤也
白石と違って赤也に関しては自分から面倒を見ているというよりかは、プレイスタイル的に相性がとてもいいことからダブルスを組むことになってその流れで、、、って感じです。
なので、面倒を見たのは
・ドイツ戦
のみ。
それでも上手く成長させていました。
種ヶ島さんと赤也は先輩と後輩というより、保護者と子供みたいでかわいかったです。
ダブルスなのにシングルスを始めた赤也に対して「任せたで特攻隊長☆」
といって自由にやらせてあげる寛容さ、包容力。
基本的には種ヶ島さんが赤也の攻撃をサポートするスタイルですが、種ヶ島さんのピンチを赤也が救っているので一方的にサポートしているわけでなく、あくまでダブルスとしてお互いを助け合っていてかなりいいダブルス。
自由にやらせてくれて
「大丈夫...俺が必ず守る」
なんて言われたらやばくないですか?お姫様抱っこもされてるし。
これで赤也も無事に種ヶ島修二厨になりました。いらっしゃいませ。
君島育斗
キミ様の場合はテニスに関してではなく、人間関係でちょっと手助けした感じです。
前述の通り、フランス戦で白石とダブルスペアを組んだキミ様に時間稼ぎを頼んだ種ヶ島さん。
キミ様はそれを受ける代わりに代表合宿の時にいろいろあった遠野くんへ直接謝りたいからその機会を作ってくれとお願いしました。
試合後に負傷したキミ様に駆け寄ろうとした大石を制して
「アツ~っ、サンサンの膝の治療頼むわ」と言ってキミ様に謝罪が謝罪する機会を上手く作った種ヶ島さん。
その甲斐あってキミ様と遠野くんは気まずい関係のままで終わらずにすみましたし、なんとスペイン戦出場選手決定戦ではダブルス復活していました。最高です。
種ヶ島さんとキミ様は一緒に出かけたりご飯食べたりしているので結構仲良しです。
黒ギャルと白ギャルなので気が合うんでしょうね!知らんけど。
遠野篤京
キミ様曰く、遠野くんと唯一仲が良いのが種ヶ島さんらしいです。
オーストラリアでのホテルも同室で、種ヶ島さんが遠野くんを上手くコントロールしてなんだかんだ楽しくやってると思います。
わりと一緒にいる描写があるのはホテルが同室ってこともあるんですかね。
というか海外遠征に種ヶ島さんは行ってないんですけど遠野くんどうしてたのかな、気になる。わんちゃん元No.4の霧谷くんと仲良かった説あります。リョーガと戦ったってことは好戦的な性格してそうだし。
遠野くんは前述のキミ様との関係、そして日常的に友人として種ヶ島さんのお世話になっていると思います。
団員同士の関係
種ヶ島軍団のおもしろいところは
↑こういう感じに種ヶ島さん→みんな、だけじゃないところ。
↑こんな感じに団員同士でもいろいろ関係があるんですよね。
白石蔵ノ介と切原赤也
合宿所での3番コートVS5番コートでダブルスを組んでました。
白石は柳に赤也のことをお願いされて面倒を見てたわけですが、無事に天使化させることに成功しています。
この試合なんかもう白石の性格の良さが溢れ出てるんですよね。
「うるせーんだよ白石!」って思い切り振り下ろされたラケットを受け止めますか普通?
ガントレットしてるからっていうのはわかってるんですが絶対痛そうだし、呼び捨てにされても怒らないし(金ちゃんで慣れてるから?)、赤也を上手くおだててコントロールしてもう聖人では?
赤也って面食いそうだから優しくて顔が良い白石は確実に大好きな先輩になったことでしょうね。
遠野篤京と切原赤也
ギリシャ戦でダブルス組んでました。
その時に「殺~す!潰~す!」とか言って意気投合してたんですけど、急にキレて赤也にボールをぶつけて痺れさせた遠野くん。
でもただただムカついて痺れさせたのではなく、赤也を弱らせておくことで相手の処刑の標的にならないようにしたのでは?とブン太がキミ様に問いかけています。
これが本当ならめちゃめちゃかっこいいんですけど、試合後も悪魔化し続けていた赤也に対して「いつまでラリってんだ小僧っ!!」と言って容赦なくボールをぶつけているのでなんとも微妙なんですよね。
まあ真意は遠野くんにしかわかりません。キミ様は即座に否定してたけど笑
遠野くんが怪我により医療班に移動して、この2人の関係もここで終わりかと思いきや、ドイツ戦にて遠野くんから13の処刑法を伝授されていたことが判明しました。
『介錯』が無事成功した際には「と、遠野先輩...あざ~す」「テメーにしちゃ上出来だぜ」と師匠と弟子みたいなやりとりをしてます。
かなり物騒な師匠と弟子です。
君島育斗と白石蔵ノ介
フランス戦にて日本のイケメン代表としてダブルスで出場。
種ヶ島さんに白石が自分のテニスを見つけられるまで時間稼ぎをしてくれとお願いされたキミ様はしっかりその約束を守ってくれます。
白石が自分のテニスを見つけられたのは種ヶ島さんだけでなくキミ様の協力あってのもの。
白石はそんなキミ様を慕って植物園や食事に誘っていてテニス以外でも仲良くしている模様。(結局植物園にも食事にも行ってないけど)
キミ様も毛利くんを寿三郎と呼んだり、性格に難のない後輩のことはかわいがっている様子なので白石のことをかわいがっているのではないかと思います。
まとめ
白石と赤也は正反対の性格をしていると思うんですが、そんな2人を上手く導いて成長させている種ヶ島さんは本当にすごいと思います。
でも種ヶ島さんって「めんど~やから俺はやらんわ☆」とか言って部長とかは絶対やらないタイプだと思います。
先頭に立って集団を率いるタイプではないし、そういうのは自分には向いていないと自覚しているから役職に就いたりはしない。
持ち前のコミュ力と観察眼を駆使して水面下で細やかな気遣いをしていろいろサポートしてる。きっとそう。
種ヶ島修二軍団の今後の動向に注目です!!
ありがとうございました。